GW


GWなのでなんやらかんやらやってやろうと思っていたけど、雑用やら予定外の外出やら法事やらであんまり予定通りことが運ばず。


現在までのところ、何か形になるGWの成果といえば、積読を一冊消化したことぐらいか。


というわけで、

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

を読んだ。


おもしろい!!
そして数学の奥は深い!!


「博士の愛した数学」が数学のおもしろさをうまく物語に絡めているとしたら、「フェルマーの最終定理」は数学そのものの美しさ、純粋さ、完全さ、みたいな部分に焦点が当たっていると思う。
読後に、何ともいえないさわやかな気持ちになった。


谷山ー志村予想のくだりなんかは、日本人として誇らしい気持ちになる。
で、読んでいて、双対問題の話を思い出してしまい、休養のはずが研究のことをまた思い出してしまったり…


読み物としてではなく、数学者の哲学のようなものがちりばめられた非常に良本だった。
こういう本を積読にしてしまっているあたりが自分の能力なんでしょうね。
残念。