TOEIC600点台のオレが国際学会で発表してきたYO

院試のために必要だったために受けたTOEICが630くらいだったオレが2月上旬に開催された国際学会に参加したのでまとめてみるよ。

スペック

大学院修士1回生
TOEICスコア630(一年以上前の受験なので無効?)
特に優秀という訳ではない

事の始まり

10月頃?*1に、ラボのボスから、「君、頑張ってるから国際学会に連れて行ってあげよう」と言われる。
オレ:「マジっすか?英語できねぇっす」
ボス:「まあなんとかなるっしょ」
オレ:「で、どこであるんすか?ヨーロッパっすか?」
ボス:「大分だよ」
オレ:「えーーーー」

国際学会といえば、海外に行ける!と思っていたのに、国内で開催の国際学会というなんとも微妙なものにかり出される。
ちなみにこれ
http://alife-robotics.co.jp/

日本で普通に行われる学会とどこが違うの?

普通の学会発表と同じじゃないでしょうか。
強いて違いを挙げるなら、使用言語が英語で、会場に外人が多く、会場が国内の学会よりもちょっといい感じのところでした。
しかし、大分開催だったためか、九州地区の大学関係者がやたら多かったような。


受付が英語Onlyかと思ってちょっとドキドキしましたが、タイ人の方がきれいな日本語で対応してくれました。

発表までの流れ

日本で学会に参加するときとほぼ同じです。
参加申し込みをし、要旨を提出します。
僕が参加した学会では、A4用紙4枚の提出を求められました。
後は発表用のプレゼンテーションを作成するのみです。
これらを全て英語でこなさなければならないので、発狂しそうになります。

発表

一つ目のヤマ場です。
これは練習あるのみだと思います。
原稿を作って、覚えて…みたいなことをやりました。
英語なので、なかなか大変です。


が、就活まっただ中だったため、あまり練習等に時間を割けずに大ピンチとなりました。


そんなあなたは、パワーポイントの発表者ツールを使えば良いと思われます。
発表者ツールを使用して 2 台のモニタでプレゼンテーションを実行する - PowerPoint - Office.com
意外と知られていない機能ですが、なかなか便利です。


問題は、2台目のディスプレイを認識してからでないと起動できないため、聴衆にこのツールを使っていることがばれてしまう点です。
途中で話す内容がぶっ飛んでしまって、固まってしまうよりは何百倍もましでしょう。
僕も恥ずかしながらお世話になりました。

質疑応答

日本語での発表でもこれが一番の鬼門です。
うまくいくか不安でした。


でも大丈夫。
大方の場合、質問者と発表者の言語レベルに差がありすぎるため、ちぐはぐな感じになります。
僕が発表した前のセッションでは、説明に窮して、突然母国語で説明を初めた日本人の方もいらっしゃいました。
一生懸命聞き取るそぶりを見せて、一生懸命説明するそぶりを見せると相手は自己完結して引き下がってくれます。
たまに粘る人がいるかも知れませんが、時間切れでなんとでもなります。
つまりは、熱意は国境を越えるということですね。


発表の後に、言語が堪能な人を介してフォローしておけば問題なしです。

まとめ

言語が英語になったぐらいなので、頑張れば国際学会はなんとかなる。
人間は社会的動物とはよく言ったもので、コミュニケーション不全な状態を目の当たりにすることで英語に対するモチベーションがあがる。
海外に行きたくなる。


最後に言うのもなんですが、これは僕のようにスペックの低い人間の場合なので、大半の人にとっては参考にならないと思われます。

*1:この辺りはもはや定かではない