朝勉強会始まりました
きっかけ
何だかノリのいい内定者集団なので、以下のような気軽なノリで朝勉強会がスタートしました。
「何か勉強会しない?」
「お!いいねぇ!」
「何しよっか?」
「この前の研修で財務諸表は読めるようになっておいた方がいいって言ってたし、おすすめされた財務諸表の本を読もうか?」
「目標はライバル会社の財務状態を丸裸にすることで」
「自分の会社が財務的に破綻してるのがわかったりして」
「ちょwww」
という感じで、この前の研修で講師の方がおすすめされていた本
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
- 作者: 國貞克則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2007/05/11
- メディア: 新書
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で、いつやるか?という話になったので、前々から朝型生活に切り替えたいと思っていた私は、渋られるかなーとか思いつつ
「朝にしよう!7時開始とかで」
と提案したところ
「いいねぇ!」
「俺(達)も朝型生活に切り替えたかったんだよ」
的な流れであっさり了承。
俺、このノリのよさと向上心の高さがあるからこいつら好きなんだ、と思いつつ、結果、週2回、簿記の資格を持っており簿記について書いたエントリが爆発的にブクマを集め、アフェリエイトでうはうはになっているid:Hashによる初級会計講座と、唯一の情報系学学生ということとでid:rindai87による初級プログラミング講座を開催することになりました。
7時から1時間ちょいやっているのですが、これがなかなか良いです。さすがに週2回も朝早く起きるので、勉強会のない日も徐々に早く起きれるようになってきました。
で、前置きはともかく、勉強会のログを残したかったので、ちょいちょい書いていきます。
第一回目では上記の本のP44まで進みました。
会社の活動は基本的に全て同じ
- どこからからかお金を集める(金融機関からの融資、株式発行などなど)
- 集めたお金を何かに投資する(設備投資、金融商品の購入などなど)
- 利益を上げる(投資や本業からの利益などなど)
会社の活動を数字で表したものが財務諸表
なかでも次の3つが重要
講師の人が、開始まもない段階で、寝ぼけて貸借対照表を「ちんしゃくたいしょうひょう」と読んでいたので、たまに俺も「ちんしゃくたいしょうひょう」と読んでしまいます。
簿記の知識は必要か?
必要ない
簿記はボトムアップで一つ一つの取引から財務諸表を作っていくが、経理業務を行う訳ではないのでトップダウン的に与えられた財務諸表の意味を理解できればいい。
また、簿記の知識がなくても財務諸表は理解できる。
損益計算書
損益計算書は売り上げと費用を記録および計算することで会社が利益を出したのか損益を出したのかを計算するもの。営業利益とか経常利益とか、ニュース等でよく見かける単語が出てくる。
損益計算書で感動したのは以下の記述。コスト感覚とか何それおいしいの?でしたが、これは目から鱗でした。
考えてほしいのは、「営業利益3万円」が意味することです。いったい、営業利益3万円分を稼ごうと思えば、いくらの売り上げを上げる必要があるのでしょうか。粗利率10%ですから、30万円の売り上げに匹敵します。一人1日3万円の研修を社員が受講することは、会社にとって何もせずに30万円の売上を失うことと同じことを意味するのです。
ちょうど研修後で非常にホットな話題でした。社長、僕らのために研修していただいてありがとうございます。
ちなみに、「来年はせめて自分の給料分くらいは毎月かせげるようになりてーなー」とか思ってたけど、会計的には自分の給料分の売上あげても全然足りないんですね。会社の粗利率が分からないとなんとも言えませんが、せめて毎月うん百万円くらい売上をあげないと、自分の給料分働いた事にならないという衝撃の事実に気づいてしまった。
貸借対照表
右側がお金を集めた記録、左側が投資の記録
右側が負債の部と純資産の部からできていて、「負債と資産がなぜ同居できる?」と思ったけど、負債=お金を借りていることになるからお金を集めたことになるのね、と理解した。純資産は資本金や自分達の本業で稼いだお金なので納得。
流動負債と固定負債は1年ルールで分けられる。返済が1年以上かかるものは固定、それ以下は流動と分けられる。
と、ここでふと思ったけど、最近(というかちょっと前か)はやりの亀井大臣が絶対通すと意気込んでいるモラトリアム法案が可決されて試行されるとどうなるんだろうと思った。
返済が半年で流動負債になっているものも、2年返済猶予期間が与えられると固定負債になるのか?
そうなると流動比率や当座比率が改善されて、一見財務状態が回復したように見えたりするのかなー、なんて思ったりした。