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ベンチャー新卒の入社後3ヶ月の振り返り

KLab×はてな エンジニア応援ブログコンテスト
自分は某金融ITベンチャーの新卒第1期生として4月からエンジニアとして働いています。
このキャンペーンを見かけて、武勇伝には程遠いけど、最近まとまったアウトプットもしてなくて、とてもいい機会だと思うので、入社3ヶ月を振り返って書いてみます。
技術的に面白いことは少ないと思われるけど、経験としては非常に濃いはずと確信を持っています。*1

学生気分

入社1週目。
入社初日に、僕らの歓迎会兼花見があって、場所取りをする。
「なんだよ〜、俺たちの歓迎会なんだぜ〜」とか愚痴を言ったり、「花見の場所取りとか普通の会社の新入社員っぽいな」とか言ったりしてたっけな(遠い目)
なんだかんだ言って、ある程度社会人になる、という決意を持ってはいたけど、やっぱり内定者時代にお客さんとして扱われていた時の感じが抜けてなくて、今思い出しても働くということについて色々なめていた。

でも速攻でベンチャーっぽいことを食らう

支給されたのPCはMacBookAir。
上司「これにWindows7入れて」
俺「え?まじすか??」
上司「マジ」


と、まあいいかとググってみると簡単そう。
ASCII.jp:完全保存版・MacにWindows 7をインストールしよう (1/5)
楽勝じゃん、と思っていたら、残念な事実が発覚する

Boot Camp 2.2以前の環境を3.1に更新することはできないため、Windows7を使用するにはSnow Leopard付属のBoot Camp 3.0の導入が前提となる。

支給されたMacBookAirは初代なので、OSは10.5…
残念…


LeopardでもWindows7が入ったという記事も幾つか見かけたけど、支給されたマシンではどうもドライバまわりがよろしくなかった。
Vistaのドライバ入れたりでなんとか対処。
音がでなかったり幾つか不具合はありつつも、なんとか業務に耐えられる状態にもっていく。
この時点で、Let's Noteを支給された同僚と、Windowsインストール済みのデスクトップマシンを支給された同僚から一日以上の遅れが生じる。
まあこのあと無線まわりが不安定で、ネットワーク接続が残念な感じになって、また四苦八苦したんだけど、この辺りは割愛ということで。

ベンチャー社長との出会い

自分の中では一つの大きな転機になったできごと。
ある案件のミーティングの後の飲み会で、某社の社長から言われた言葉が強烈だった。
何か今まで夢を見てたなー、と思い知らされた。

  • 「お前らは戦争の最前線に竹槍だけ担いで出てきたんだぞ」
  • 「何をしてでも生き残るしか道はない」
  • 「それにはとにかく目立て」

まだまだ色々あるんだけど、ほんとにあの時はガツンと頭を殴られたような気分だったなぁ。
社長が覚えてるのか分からないけど、今の自分の糧になってます。


修羅場ミーティング

さて、そんな感じで、やったるで!、と鼻息が荒かった時にやってきた初めての修羅場。
詳しくは書けないけど、お客さんがWebサイトのパフォーマンスが良くないんじゃないか?ということで、説明を求めてる、という話。
今までと社内の雰囲気が全然違うようになって、「ああ、ほんとにやばいんだな」とドキドキしたことが鮮明に思い出される。
自分の院生時代の経験をフルに活かして、仮説を立てて、テスト結果から考察。
今のサーバー構成ではしょうがない結果、というロジックが組み立てられて良かったなぁと一安心。


しかし、この時上司のすごさに触れるわけです。
結果に提案を加えて、現状こうなるのはしょうがないので、こういう事をしてみませんか?と。
なるほどなー、これがシステム営業ってやつでしょうか?と思った瞬間だった。

チョンボ、そして覚醒

んでまあ、例に漏れず、自分も大チョンボをします。
某社のネットワーク構成が変わる、ということでうちで連携してる部分のネットワークも変える必要が出てきて、業者が来るからその対応をしなければならなくなったわけです。
某社と関わりのある社員が全員外出しているさなか、業者がやってくることになり、全然ネットワークの構成を知らない自分が対応することに。
上司「何かあったら連絡してよ」
と言われ、与えられた任務は、

  • 業者対応
  • ルーティングテーブルの追加
  • 業者の作業完了後の疎通確認テスト


まぁ四苦八苦しながらも、ルーティングテーブルの追加までは完了したわけだけど、最後の落とし穴が待っていた。
疎通確認がうまくいかない…そして…上司、先輩社員にも連絡が付かない…
パニくってしまい、某社のネットワーク対応の方にワケの分からない報告を入れたり、そのワケの分からない報告から再度やってきた業者に妙な応対をしたり、帰ってきた上司に容量のえない報告をしたり、と、ミスがミスを呼ぶ最悪の展開だった。
今だから、こうやって冷静に振り返れるけど、当時は「はい、俺終わりー」みたいな感じで放心状態。
まあ、改めて自分の無力さを痛感したわけです。

That's Venture

で、とうとうイメージ通りの「ベンチャー」っぽい状況に。
某社の商号変更に伴なうサイトリニューアルがまさに死闘だった。
自分がが案件にアサインされた状況ですでにスケジュールが1月遅れていて、でも告知ずみなので、リリース日は絶対に遅れさせられないって状況。
で、リリース1週間ほど前にいよいよヤバいんじゃないかなぁって感じの時に
上司「今日は帰れないぞー」
の一言で全てが始まった。


3日連続徹夜⇒1日通常労働(でも暦上は国民の祝日)⇒徹夜という驚異の作業時間。
GWも出勤。
技術的にも、クロスドメインの問題が生じていたり、データの構造がめちゃくちゃになったり、よく分からない要望が追加されたり、とけっこう大変でした。
極め付きがリリース時のリダイレクト作業。
諸々の事情から、全てのページ(約200ページ)にリダイレクトを埋め込むという…テストも大変だったなぁ(遠い目)


この時は、目覚ましテレビを見て出社し、めざにゅーが始まるころ帰宅という、外資系コンサルみたいな生活。
幸か不幸か、この案件で一気に会社に溶け込んだ気がする。

証券アナリスト1次試験

んでもって、こういう生活の途中で続けつつ、実は内定者課題であった、証券アナリスト1次試験があったりしたわけで、
http://www.saa.or.jp/
当然勉強なんて、ほとんどできてなかったので、他の新卒と「無理だよなー」って言ってたのに、どこでどう間違ったか、三科目全て受かってしまう。
「勉強する時間がない」「受かるはずがない」とさんざん言ってたので、すごくやなヤツみたいになってしまった。


まあ物理的に本当に勉強する時間はなかったんですよ。
ここまでで、証券とか全然話に出てないじゃん、と思った方はけっこう鋭くて、まあその辺りは触れないでいましょう。

ベンチャー社長と再び

つい最近、でもないか、入社当初に自分に衝撃を与えてくれた某社社長と再び飲む機会が訪れる。
これまでの自分の経験などを話させてもらい「いい経験してるな〜」と言ってもらえて、少し嬉しかった。


で、やっぱりこの社長はおみやげをくれるわけでした。
飲み会の席で、どういう話の展開だったか、プログラミング言語の話になり、その社長がすごくRubyについて熱く語り出すわけです。
自分もそういう技術談義は嫌いじゃない、というかむしろ好きなので、一気にヒートアップ。
「あ、俺技術好きだわー」と確信を持つ。
もっと技術力を高めたい、という衝動が強くなった一夜だった。


そして、その社長がなんでそんなにRubyに熱く語ったのか調べてみると、なんとRubyKaigiのスポンサーになっている会社の社長だった。
そりゃあ熱く語るよね。

そして今に至る

自分でも驚くほど長くなってしまったけど、2ヶ月と2週間がこうして過ぎていった。
うん、すごく濃い生活を送っている気がする。


振り返るほどの期間ではないかもしれないけど、この二ヶ月で得たものはすごく大きくて、

  • 社会人としてまだまだ
  • エンジニアとしてはもっとまだまだ
  • 研究でWebまわりは全然興味をもって取り組んでこなかったので非常に弱い
  • でも自分は技術が好きだし、Webまわりの知識もどんどん吸収していきたい


という思いが確信に近くなった。
就職活動の時に色々考えに考えて今に至ったわけだけど、やっぱり自分が頭で思ってたことと、体験することは全然違う。
今の会社に入ったこと自体に後悔はないけど、正直な話、今の会社の方向性、メンバーで、技術力を高められるのかなぁと不安を抱きつつも*2、コツコツと勉強は続けていきたいな、と思ってる。
どこかでドラスティックに環境を変える必要があると、今は考えています。
それがどういうアクションになるのかは、まだ分からないけど。

norihiro[どっと]shimoda[あっと]gmail[どっとこむ]

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追記

投稿方法を若干ミスって、キャンペーンページに変な形でリストアップされてしまったorz
二重登録したみたいになっている。
何かこの時点でエンジニアとして残念な気がしなくもない…

*1:でも、社会人経験の長い人にとっては、そうでもなかったりするのかな?

*2:とはいっても、自分が上司、先輩の足元に及んでいないのも確か