会計勉強2回目&3回目

次回は明日です、楽しみです。

的なことを言って2回目のまとめをやらないうちに3回目も終了し、明日が4回目となります。4回目を前に自分への復習を兼ねて2回目と3回目をまとめてみます。

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

キャッシュフロー計算書(CS)

PLやBSは取引が行われた時に、売り上げや費用を計上します。しかし、実際の取引では、買掛け(お金は後払いで商品を仕入れる)ことや売掛け(商品を売るが代金の回収は後で行う、という事が起こるので、お金の動きと売上げが一致しないということが起こります。その結果、売上げは上がっているのに、会社には現金がない、という状態になる可能性があります。それを防ぐために、現金の出入りを記したものがキャッシュフロー計算書となります。

お金の数字を見ればすぐ現金だと思ってしまう癖は、少なくとも会計を勉強する時は隅に追いやってください(P48)

ということなので、気をつけます。


ちなみに、CSは上場会社には法律で作成が求められているようです。

CSの種類と構成

キャッシュフロー計算書は

  • 実際の現金の動きを記して作成する直接法CS
  • PLの税引前当期純利益を基に作成する間接法CS

の2種類があります。

実際に公開されているCSのほとんどは間接法CSから作られるそうです。
これはちょっと考えれば理解できますが、CSを公開する規模の会社は、取引の規模も大きい、なので、一々取引ごとの記録からCSを作るなんてやってられない、だから間接法CSで作成する、という流れですね。


また、キャッシュフロー計算書の構成としては、

があります。

それぞれ関係するお金の動きが記載されます。


ここまでで、2章が終了です。続いて3章に入りますが、ここから実際の取引ごとに財務諸表を書き換えながら理解しておこう、という流れになります。
本書では、財務3表の「繋がり」に着目して、取引ごとに7つのステップを踏んでいきます。

  1. まず第一にそれぞれの取引がPLに影響を与えるかどうかを見ます。
  2. 次に、PLの「当期純利益」がBSの「繰越利益剰余金」とつながっていることを確認します。
  3. BSの左側と右側は常に一致します。
  4. 次に、直接法のCSで実際の原因の動きを確認します。
  5. 直接法CSの一番下にある「現金及び現金同等物の期末残高」が、BSの「現金及び預金」と一致していることを確認します。
  6. 間接法CSの一番上の数字はPLの「税引前当期純利益」であり、それが書き写されていることを確認します。
  7. 間接法CSが完成すれば、最後に、間接法CSの「営業活動によるCF計」が直接法CSの「営業活動によるCF計」と一致していることを確認します。

(P63,64)

ということです。


どこに何を計上すればいいのかに関しては、まだ知識がないので毎回迷うところではありますが、とにかく上記の手順を踏めば財務諸表の変化が実際に追うことができるという優れた手法だと思っています。

ちなみに、id:Hash曰く「BSの片側が変化した時に、反対側のどの項目が変化して、結果として釣り合いを取れるのかを考えるのが楽しい」とのこと。変態ですね。

という訳で、現在は3章のCheckPointの9まで終了しています。
上記のステップさえ理解していれば、簡単に理解できるので、会計初心者の俺ですが、かなり楽しんで勉強できいます。