前職時代に執筆した「TensorFlow活用ガイド」 が発売されました
TensorFlow活用ガイド[機械学習アプリケーション開発入門]
- 作者: 下田倫大,杉義宏,太田満久,久保隆宏,有山圭二
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/01/16
- メディア: 大型本
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前職時に執筆に関わった書籍が無事出版の運びとなりました。TensorFlowについての書籍です。1/16発売ですので、もうポチっていただきます。TFUG(TensorFlow User Group)に参加している有志で執筆しようと企画が持ち上がりまして、自分は企画面+執筆者へのお声がけなどをさせていただきました。全員が仕事や趣味でガッツリとTensorFlowを使っている豪華執筆陣です。自分が一番TensorFlowそのものにはライトタッチな人間かもしれないな、と思うほど豪華な面々に参加いただきました。チラ裏ですが、最初はムック本想定で進んでいましたが、書籍化することになりました。
書籍の特徴:応用面を重視している
書籍の最大の特徴は、タイトルの通り応用を重視している点です。目次 を確認頂くと一目瞭然ですが、画像、自然言語処理、音声、と一通りの応用パターン + Androidアプリ連携までをカバーしています。
第1章 TensorFlowの概要(下田倫大)
第2章 TensorFlowの基礎(下田倫大)
第3章 画像処理(杉 義宏)
第4章 自然言語処理(太田満久)
第5章 音楽生成(久保隆宏)
第6章 Androidとの連携(有山圭二)
私の担当した1,2章はともかく、それぞれ重要なトピックかと思いますが、日本語の自然言語処理や、音声データ処理、アプリ連携の3つを日本語でカバーしている書籍は無いのではないかと思います。
この本でカバーしていないこと
全員エンジニアがバックグラウンドのメンバーのため、機械学習の理論的な部分を取り扱ったものではないです。あくまで、TensorFlowそのものに焦点を当てています。機械学習とは〜、といったことを期待して購入されないほうが良いです。手元にあるデータでどう遊んでやろうか、そういう考えをお持ちの方にとっての入り口としての書籍という位置づけです。
TensorFlowのバージョン問題
脱稿した段階ではTensorFlowはv1.2が出たくらいだったのですが、その後レビューなどの段階で時間が立つに連れ、最後はv1.4が出ており、いま現在はv1.5がもうすぐ出ようかというタイミングになってきました。対応可能なところは可能な限りバージョンを上げていますが、どうしてもバージョンが追随しきれていないところもあります。TensorFlow自体はv1.0以降、後方互換性を大きく壊すようなアップデートはそこまで入ってきていませんので、今回の書籍で最新のバージョンに追随しきれていない部分も、実際にTensorFlowを使っていく上では大きな問題にはならないと思っています。(が、そういう問題に遭遇した場合は教えてください)
という感じです
という感じですので、一つ何卒よろしくおねがいします!
参考
フグのロゴが可愛いTFUGはこちら となります。